はてなブログのアドセンスで稼ぐために大切なことをまとめてみた
はてなブログは、SEOに強くアクセス数を稼ぎやすいため、アドセンスとの相性はバッチリのはずです。
ブログを運営している方には、アドセンスでProの月額費用ぐらいはペイしたい…もっと稼ぎたいという方、アフィリエイトには全く興味ないよ、という方も居るでしょう。
ひとまず、はてなブログを使ってアドセンスで稼ぎたいという方に知っておいた方が良い情報をまとめてみたので参考にしてみて下さい。
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1.アドセンス収入の目安
最近では、自身のブログの収益を公開する人も増えており、僕もいろいろなブログを見させて頂いているのですが、一般的な数字として「1PV=0.3円前後」ぐらいが最低ラインのような印象を受けます。
クリック率1%、平均広告単価30円超ぐらいが目安とのことです。
つまり、月10万円稼ぐ為には、約30万PV程度必要ということになりますね。
もちろんこれは様々な要因によって変わりますし、あくまで平均的なものです。
しかし、月30万PVと言ったら結構な数字です。
これだけアクセスを集めれるブログを持っている方なら、やり方さえ覚えれば成果型のアフィリエイトでこれ以上に稼げるはずなんですけどね…
2.アドセンスで収益を伸ばすポイント
アドセンスの収益を伸ばすには広告が多くクリックされる必要があります。
その為に重要だと思われるポイント
- アクセス数を増やす
- 広告単価を上げる
- 広告サイズを工夫する
- 広告配置を最適化する
これらをひとつひとつ解説していきます。
2-1.アクセスを増やす
まず、1番分かりやすいのは、アクセス数を伸ばすことです。
はてなブログは、アクセス数を伸ばしやすく、ブログ開設後2~3ヶ月程度で10万PV超えという方もチラホラ見かけます。
これだけアクセスがあれば、ほぼ間違い無くProの月額費用ぐらいはペイ出来るでしょうね。
方法としては、
- SEO対策をして検索エンジンからの流入を増やす
- SNSを利用してアクセスを増やす
- 更新頻度を上げる
- 質の高い記事が拡散される
この辺りが一般的です。
まず、SEO対策ですが、記事タイトルぐらいは気をつけたいです。
はてなブログ用のアクセスアップ対策としては、こちらが非常に参考になります。
何にせよアクセス数がないことには、アドセンスは始まらないと言っても過言ではありませんので、最重要項目と言えると思います。
2-2.広告単価を上げる
アドセンスのクリック率を上げるのに熱心な人は多いですが、広告単価については関心のない方もチラホラ見かけます。
当然ですが、クリック率が同じなら高単価の広告がクリックされた方が収益があがります。
じゃあ、高単価の広告って何なの?っていうのを調べるのが、キーワードプランナーです。
さて、それではどれぐらい単価が違うのかというと
適当に検索したはてなブログと高単価で有名なクレジットカードの比較です。
関連キーワードでは、なんと10倍近く単価が違います。
ここで注意して欲しいのは、推奨単価は1クリック単価とは必ずしも一致しないということです。
これは広告主の予算などにもよりますし、この推奨単価から一概にいくら入るとは言えないのですが、ここの数字が大きいほど単価が高いのは間違いありません。
アドセンスは、ブログのコンテンツに関連する広告を表示するコンテンツ連動型広告を採用しています。
つまり、高単価の広告を表示する為には、そのキーワードをテーマとした記事を書いていく必要があるということです。
ユーザーの検索履歴で表示する広告を変える、いわゆる行動ターゲティング広告なども表示されるため、一概に全てがそうだとは言い切れませんが、王道の戦略であることには違いありません。
そう考えるとクレジットカードさん辺りは素晴らしいですよね。
まあクレジットカードさんは今のところアドセンス貼ってませんが…
ブロガーの多くは好きなことを書いて、できればお金も稼ぎたいという感じだと思いますが、ノンジャンル気味の方は高単価キーワードで記事を書いてみるのもアリですね。
2-3.人気の広告サイズを使用する
広告サイズによっても収益は変わってきます。
下記の記事を参考にすると、広告主に人気の広告サイズは競合が多いため、高単価の広告が表示されやすいということらしいですね。
一般的には広告は大きければ大きい程良いと言われています。
広告主に好まれるサイズは、比較的クリック率も高いので意識してみた方が良いでしょう。
ちなみに、Googleが推奨しているのは、
- レクタングル(大)(336x280)
- レクタングル(中)(300x250)
- ビッグバナー(728x90)
- ハーフページ(300x600)
- モバイル ビッグバナー(320x100)
だそうです。
多くの人はとっくにこの中から選んでいるでしょうからあまり参考にはなりませんね。
2-4.広告配置を最適化をする
前回の記事で紹介したENJIさんですが、彼が「1PV≦1円」という驚異的な数字を叩き出している理由として、徹底的な広告配置の最適化が挙げられます。
アドセンスというよりは、アフィリエイト広告全般のことについて書かれているのですが、非常に参考になります。
これを見るとWordPressにしたくなっちゃいますよねー…
3.アドセンスの禁止事項を知っておく
アドセンスには意外と多くの禁止事項があります。
例えば、アダルトや一部酒類に関する表記は禁止です。
また、著作権などにも厳しいため、知らない内に規約違反を犯している可能性もあります。
これらは稼ぐ以前の問題です。
以下の記事で詳しくまとめられていますので是非確認してみて下さい。
ちなみにこちらが公式のプログラムポリシーです。
AdSense プログラム ポリシー - AdSense ヘルプ
4.アドセンス狩り対策をする
アドセンス狩りとは、アドセンスのアカウント停止を狙った嫌がらせ行為全般のことです。
そんなの嫌がらせする方が悪いんでしょ?というのはその通りですが、グーグル先生は容赦なく僕らのアカウントを停止したりします。
そんな嫌がらせに屈しないためには、自分たちで対策するしかないのが現状です。
実際に被害に合うかはともかく、アドセンスを貼る以上、知識として知っておく必要はありますので確認していきましょう。
4-1.広告許可サイトを設定する
アドセンス狩りの手口は大別して2つあります。
その1つが広告コードをアダルトサイトなどの規約違反サイトに貼るというものです。
これをされると、僕らが規約に違反するサイトに広告を掲載していると判断され、アカウント停止となるわけです。
これは、自分のサイトにのみ広告が表示されるように設定することで簡単に解決できます。
アドセンスの管理画面から、設定>アクセスと認証>サイトの認証で自分のアカウントで「特定のサイトの広告表示のみ許可する」にチェックを入れ、許可サイトを追加するだけでOKです。
まだ設定していない方は、すぐに設定しましょう。
4-2.不正クリックを対策する
もう1つの手口が広告連打をすることで、不正クリック禁止の規約に抵触させるというものです。
このような意味のないクリックは、広告主の損失となるためグーグルは規約で固く禁止しています。
これを対策するには、ある程度こまめにアドセンスのクリック率を確認する必要があります。
通常のクリック率(CTR)は大体1~2%の範囲なので、これを超えたら要注意です。
不正クリックをされた方の話によると、クリック率が10%ぐらいになったりするんだとか何とか。
じゃあ、発見した後はどうするの?という話なのですが、これはグーグルに一報入れるしかないとのこと。
非常に面倒なのですが、「●月●日、(URL)のサイトに掲載されている広告のクリック率が異常な数字を示しております。不正クリックの可能性が高いと考え、ご報告致しました。」とか適当に連絡してね!ってことらしいです。
基本的にグーグル側が第三者による不正クリックを自動で弾くことはないようです。
まあ第三者か運営者かなんて判断できませんからね。運営者もいろいろな端末でクリックできるわけですし。
なので、こういう事態に遭遇した場合は、すぐにグーグルに連絡しましょう。
5.はてなブログの問題点
僕は今のところはてなブログを気に入っていますが、収益化を考えた場合いくつかの問題点も見えてきます。
はてなブログがアフィリエイトに向いていることに変わりはありませんが、気にしておいた方が良い点を挙げていきます。
5-1.最適化に限界がある
現在のはてなブログでは、HTMLやPHPなどの書き換えに限界がある為、広告の最適化にも限界があります。
なので、ENJIさんのような超高効率のアドセンス配置を行いたい場合は、自由度の高いWordPressが最適です。
今のところですが、僕は現状のはてなブログでもそれなりにやれると思っています。少なくともスマホ用のテンプレートがありますし、ある程度近いことは出来るでしょうからね。
ただ、最終的に最適化を極めたいと考えている方は、今からでも独自ドメインを取得し、WordPressへの移行も視野に入れておくべきだとは思います。
僕も現在独自ドメイン取得などを考え中ですが、それ以前にブログの更新が出来てないのが問題なのでそこからですね。
5-2.はてなユーザーの訪問率が高い
下記の記事が非常に興味深いのですが、アドセンスでの収益が1万PV辺り1000円弱だったとのこと。
1万PVで1000円弱ということは「1PV=0.1円」程度ということです。
その理由として
- はてなブログには、はてなユーザーの訪問率が高い
- はてなユーザーは、ネットリテラシーが高く、アドブロックなどの使用率が高い
はてなブロガーには中々耳の痛い話ですね。
もちろんこちらの方の例だけでは判断しかねますが、はてなブログにははてなユーザーの訪問が多くなるのは事実だと思います。
しかし、これははてなブログが悪いというわけではなく、はてなブログのPVはその他のブログサービスのPVと価値が若干異なる程度と考えた方が良いでしょう。
つまり、はてなユーザーに関しては「1PV=0.3円程度」の法則が当てはまらない可能性があるということです。
まとめ
アドセンスで稼ぐには、構造の最適化と規約の理解、アドセンス狩り対策などの自己防衛が必須です。
いろいろ調べた結果、やっぱり独自ドメインにした方が良いのかもしれませんね。
はてなが今後どうなるかは分かりませんが、将来的にWordPressも視野に入れるのは有効な戦略だと思います。
はてなのサブドメインを使い続けると、他のはてなユーザーと競合するのも気になるところです。
ただ、ドメインパワーを考えた場合、はてなのサブドメインの方が当然有利なのが悩みどころなんですよね。
僕は、ブログ運営暦が短くて、今後本格的にブログを続けていきたい方は、独自ドメインを取得してみても良いと思います。
もう1年以上ブログ運営してるよーっていうはてなユーザーさんはそのままサブドメインでも良いかもしれませんね。
はてなが無くなるとか、そういう可能性は今のところ心配していませんが、独自ドメインを本格的に検討してみたいと思います。
それでは失礼します。